ホームページの学校 第2回 – 何を載せればいい?サイト構成とサイトマップの考え方

ホームページの学校 第2回 – 何を載せればいい?サイト構成とサイトマップの考え方

目次(Table of Contents)

はじめに

「ホームページって、何を載せればいいんですか?」

これは、初めてホームページを作る方からもっともよく聞かれる質問のひとつです。

第1回では、「誰のため」にホームページを作るのかというターゲット設定と目的設計についてお話しいたしました。今回は、その目的を“形にする”ために必要な、「サイト構成」と「サイトマップ」について解説していきます。

1. なぜ「サイト構成」が重要なのか?

ホームページの構成は、本の目次やお店の売場レイアウトのようなものです。

どこに何があるか分からない本や、陳列がめちゃくちゃなスーパーでは、目的の商品にたどり着けませんよね。ホームページも同じで、「どんな情報が、どんな順番で、どのように並んでいるか」が、ユーザー体験(UX)を大きく左右します。

2. まずは「ゴール」を再確認

構成を考える前に、再び目的(ゴール)に立ち返りましょう。

たとえば:

  • お問い合わせを増やしたい
  • 商品・サービスを理解してほしい
  • 信頼や安心感を持ってもらいたい
  • 採用希望者に会社の雰囲気を伝えたい

目的が明確になっていれば、必要なページが自然と見えてくるはずです。

3. 中小企業・個人事業主向けの「基本構成」例

では実際に、どんなページが必要なのかを見ていきましょう。
以下は、中小企業・個人事業主のホームページでよく使われる基本構成の例です。

ページ内容・目的役割
トップページ一番はじめに見られるページ。全体の要約や導線を配置ファーストインプレッション(USP、価値訴求)
会社概要・プロフィール企業や個人の信頼性を伝えるページ(沿革・代表挨拶など)信頼性の提示(運営主体の明示)
サービス紹介何を提供しているのかを詳しく説明するページ商品・サービスの詳細な解説(問題→解決)
実績・事例仕事の成果やクライアントの声など、信頼を高める要素社会的証明(口コミ・導入事例)
お知らせ・ブログ更新性を見せるコンテンツ。SEO対策にも有効活動の継続性・専門性の訴求
よくある質問(FAQ)ユーザーの不安や疑問に先回りして答えるページ不安や疑問の払拭(障害除去)
お問い合わせメールフォームや電話番号など、行動を促すページCTA(行動喚起、コンバージョン)

この構成はシンプルながら、ほとんどの事業にフィットする構成だと考えています。

サイト構成 イラスト

4. サイトマップとは?サイト構成との違い

サイトマップとは、ホームページ全体の構造図のことです。
建物でいう「設計図」、紙の本でいう「章立て一覧」にあたります。

サイト構成が「何を載せるか」であるのに対し、サイトマップは「どのページがどことつながっているか」というページ間の関係性と全体像を視覚的に整理したものです。

※ ここでいう「サイトマップ」は、検索エンジン向けの「XMLサイトマップ(ページURLや更新情報などを記載し、インデックス登録を助けるためのファイル)」とは異なります。ここでは、サイト全体の構成を可視化して整理するための「視覚的なサイトマップ(構成図)」を指しています。

5. サイトマップの作り方ステップ

ステップ1:必要なページを洗い出す
さきほどの「目的」と「基本構成」をもとにピックアップ
ステップ2:ページ同士の関係を整理する
トップページを中心に、どのページにどうリンクするかを考える
ステップ3:ページ階層を設計する
たとえばサービスが複数ある場合:

サービス(親ページ)
└ サービスA(子ページ)
└ サービスB(子ページ)

といった具合に、カテゴリー化・階層化することで、ユーザーが迷わず目的の情報にたどり着けます

ステップ4:図にまとめる(紙に手書き・PowerPoint・付箋などでもOK)
最初は手書きで十分です。複雑なサイトでなければ、シンプルなツリー構造で構いません

6. 導線設計

「ページを並べればOK」と思いがちですが、どう回遊させるか(導線設計)が重要です。

たとえば:

  • トップ → サービス紹介 → 実績 → お問い合わせ
  • ブログ記事 → サービス紹介 → お問い合わせ

といった流れを意識し、「見た人が次にどう動くか」を想像しながらボタンやリンクを配置しましょう。

7. よくある失敗パターンと対策

以下はよくある失敗パターンと、対策ポイントを表にしたものです。

失敗パターン対策ポイント
内容を詰め込みすぎてごちゃごちゃに本当に必要な情報に絞る/階層構造を活用する
「会社概要」だけで中身がない強み・実績・代表の想いなど伝えるべき中身を意識
ブログを作ったけど放置書けないなら外す/月1でも続ける方が価値がある

ホームページ制作では、「やらないこと」を明確にすることも、成功への近道です。

まとめ:サイト構成は戦略そのもの

ホームページは単なる情報の置き場ではなく、「目的を達成するための仕組み」です。サイト構成とサイトマップは、その設計図にあたります。しっかりサイト構成を設計すれば、自然に導線設計やコンテンツ計画も見えてきます。

まずは今回ご紹介したサイト構成とサイトマップの考え方をベースに、自分のホームページの目的に合った構成を考えてみましょう。

ホームページの学校について

「ホームページの学校(The Website Strategy School)」は、成果につながるホームページ制作の思考法と設計の基本をお届けいたします。対象は、ホームページの担当者になったばかりの方、中小企業の経営者、個人事業主、広報・マーケティング担当者など。Webやホームページに詳しくない方でも安心して学べる内容です。

本シリーズでは、「何のために・誰に向けて・どう届けるか」という成果を出すための本質的な考え方を軸に、ホームページ運営の工夫や実践的なポイントを解説いたします。経営者や担当者、個人事業主の方が、自分のビジネスや活動に合ったホームページを正しく設計し、成果へとつなげるための知識と考え方を学んでいただけます。

内容は、私がホームページ制作の現場で培ってきた知見をもとに構成しております。ただし、ここでご紹介する方法がすべて正解というわけではございません。ひとつの参考として、肩の力を抜いて読んでいただければ幸いです。

また、本シリーズは執筆の過程でリライトや加筆を重ねることを前提としています。その中で内容が変化する場合もありますが、より充実したものへと育てていくつもりですので、長い目でお付き合いいただければ幸いです。

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AEDI(エーイーディーアイ)株式会社は、岡山県倉敷市を拠点とするホームページ制作会社・デザイン会社です。ホームページ制作、グラフィックデザイン、モーションデザイン、キャラクターデザイン、ブランドデザインなどのサービスを提供し、Webとデザインを通して、お客様とそのサービス・商品の魅力を引き出し、新しい価値を提案いたします。

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