
ピラー記事(Pillar Page)、クラスター記事(Topic Cluster)とは?
「ホームページを作ったら、ブログも書いた方がいいんでしょうか?」
ホームページ制作のご相談をいただく中で、このようなご質問をよくいただきます。答えは「はい」なのですが、ただ闇雲に記事を積み上げていくだけでは、なかなか検索エンジンには評価されません。今回は、SEO(検索エンジン最適化)の世界で使われる「ピラー記事」「クラスター記事」という考え方をご紹介します。難しそうな言葉ですが仕組みはとてもシンプルです。
ピラー記事とは
「ピラー(Pillar)」は英語で「柱」という意味です。英語では「Pillar Page」と呼ばれることが多く、その名の通り、特定のテーマについて幅広く・網羅的にまとめた柱となる記事のことを指します。
たとえば「低価格 ホームページ制作」というテーマであれば、
- 費用相場はどのくらいか
- 安くても品質は大丈夫なのか
- 依頼するときに気をつけるべき点は何か
といった、そのテーマに関する主要なトピックを一通りカバーする記事がピラー記事にあたります。
一つひとつを深く掘り下げるのではなく、「このテーマについて知りたいことの入り口」として機能させることがポイントです。
クラスター記事とは
一方、「クラスター記事」 は関連するテーマの集まりを意味します。ピラー記事で扱う個別のトピックを、それぞれ深く掘り下げた記事群のことを指します。
先ほどの例で言えば、
- 「ホームページ制作の初期費用・内訳を全部見せます」
- 「見積もりを見るときにチェックすべき5つのポイント」
- 「低価格でも高品質なホームページ制作が可能な理由」
といったより具体的で専門的な記事が、それぞれクラスター記事にあたります。
ピラー記事を中心に、その周りを複数のクラスター記事が取り囲み、記事同士を内部リンクで結ぶ構造になります。
なぜこの構成がSEOに効くのか
この「ピラー・クラスター構造」がなぜ有効なのか。理由は大きく2つあります。
- サイト全体のテーマ性が伝わりやすくなる
- ピラー記事とクラスター記事を内部リンクで結ぶことで、検索エンジンに対して「このサイトは、このテーマについて網羅的に、体系立てて情報を提供している」というシグナルを送ることができます。
関連する記事をテーマごとに整理して内部リンクで結ぶことで、検索エンジンはサイトの専門性を理解しやすくなります。その結果、関連キーワードで評価されやすくなることが期待できます。
- 検索の入り口が増える
- ピラー記事は「低価格 ホームページ制作」のような検索ボリュームの大きいキーワードを狙い、クラスター記事は「ホームページ制作 見積もり チェックポイント」のような、より具体的な「ロングテールキーワード」を狙います。入り口となる記事が増えるほど、様々な検索ニーズを持つ方にサイトを見つけてもらいやすくなります。
読み手にとっても、まずピラー記事で全体像をつかみ、気になったところをクラスター記事で深掘りする、という読み進め方ができるため、サイト内を回遊しやすくなるというメリットもあります。
AEDIのブログで考えてみると
実際に、弊社AEDIのホームページ制作に関するブログに当てはめてみると、
- ピラー記事:低価格ホームページ制作、失敗しない選び方完全ガイド
- クラスター記事:初期費用の内訳、見積もりの見方、低価格でも品質が保てる理由、お客様の声・制作実績 など
という構成が考えられます。ピラー記事から各クラスター記事へリンクを貼り、各クラスター記事からもピラー記事へリンクを設けます。
これだけで、テーマとしてのまとまりがぐっと強くなります。
中小企業・個人事業主の方へのヒント
「うちの会社にも当てはめられるだろうか」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
難しく考える必要はありません。まずは、
- 自社の事業やサービスに関して、お客様が一番よく検索しそうな大きなテーマを1つ決める
- そのテーマについて、お客様が気になりそうな細かい疑問を書き出す
- 大きなテーマの記事(ピラー)を1本、細かい疑問に答える記事(クラスター)を数本、少しずつ書き足していく
この順番で進めるだけで、自然とピラー・クラスター構造ができあがっていきます。
まとめ
- ピラー記事:テーマ全体を網羅する柱となる記事
- クラスター記事:ピラー記事の個別トピックを深掘りする記事群
- 両者を内部リンクで結ぶことで、SEO効果が期待でき、読みやすさも向上する
ホームページを作ったあと「何を書けばいいかわからない」と悩まれる方は少なくありません。
まずはピラー記事を1本決めることから始めてみてはいかがでしょうか。


