
あのWebサイトが帰ってきた
あのWebサイトが帰ってきた!
あのWebサイトが帰ってきた!
今日は節分だが、節分とは関係のない話。
今日、なぜか自分でも分からないのだが、ブラウザの検索欄に「2advanced.com ↗︎」と入力していた。すると、見たことのある懐かしいサイトが現れた。
「2Advanced Studios(2advanced.com)」はカリフォルニアのインタラクティブエージェンシーで、Flash全盛だった2000年代、当時を代表するWeb制作会社のひとつだった。それがいつからかサイトの更新は止まり(詳細はインターネットアカイブのWayback Machineでご確認ください)、もう彼らはクリエイティブの世界から手を引いてしまったのだろうと勝手に思っていた。

2001から2002年、当時私は、オーストラリアの南オーストラリア州アデレードにあるDouglas Mawson Institute of TechnologyとTea Tree Gully TAFE(共に後にTAFE SA)という学校のマルチメディア/応用デザインのコースに通っていた。
そこで私は、PhotoshopとIllustratorを使用したデザインの基礎から、HTMLとFlashを使用したホームページの制作、Directorを使用したCD-ROMのオーサリング、After EffectsやMayaを使用したアニメーションなどを学んでいた。
そんな中、私を含めクラスメートはFlashを見るのも作るのも夢中で、その中でも2Advanced Studiosのサイトは特にクールで、みんな大好きで、よく見ていた。
その当時のFlashで作られた彼らのサイト(V3 Eexpansions)が、今、Flash無しで、あの当時のほとんどそのままの形で戻ってきているのだ。最近では見なくなったスプラッシュページまでそのままだ。BGMや効果音まであるぞ!あぁ、なんて懐かしいのだろう。
なんだか時間が止まったようだ。いや、というよりも、あの当時——2001年から2002年に戻ってきたような感覚だ。
時は流れ、時代は変わる。
当時のマルチメディア/応用デザインのクラスメートの中でも、あれからホームページやWebやデザイン、開発、アニメーションに携わっている人は私を含む数名を除いて、ほとんどいないのじゃないかと思う。
明日は立春。
忘れかけていた。
ホームページの制作を始めたころのあのなんとも表現し難い、興奮し、寝食を忘れ、ワクワクしながら制作に没頭していた時の気持ち。
このサイトと共に、あの頃の気持ちもだんだんと蘇ってくる。
明日からまた頑張ろう。
Flashとは
Flash(フラッシュ)は、かつてWebサイトのインタラクティブなコンテンツやアニメーション、ゲームなどを制作するために広く使われていたプラットフォーム。Adobe(旧Macromedia)が開発し、特に2000年代初頭に大きな人気を誇った。動きのある表現や高度なデザインが可能で、多くのクリエイターがFlashを活用してリッチなWeb体験を提供していた。しかし、セキュリティの問題やHTML5の台頭により、2020年12月31日をもって公式にサポートが終了し、現在では主流の技術ではなくなっている。


