
動画を撮りはじめました
最近、動画を撮り始めています。
AEDIで動画のプロジェクトというと、After Effectsなどを使用したモーショングラフィックスやアニメーションが中心です。もちろん、素材として自社で撮影した動画を使用することがなかったわけではありませんが、これまであまり積極的には取り組んできませんでした。
ただ、私が初めて制作した動画は、自分で撮影した素材をPremiereで組み合わせたミュージックビデオのようなものでした。2001年のことです。当時、オーストラリアで通っていた学校の課題のひとつだったと思います。
今回、動画の撮影を始めようと思った理由はいくつかあります。
ひとつは、映画を撮るための勉強も兼ねた、実践的な練習。もうひとつは、YouTubeで観たある動画に大いに感銘を受けたこと。そして最後に、新しいカメラを導入したことです。
YouTubeで観た動画は、タイトルも撮影者も覚えていません。ただ、映像自体は万人受けするものではないかもしれませんが、撮影者・制作者のセンスがビンビンと伝わってくるものでした。思わず、その動画に賞賛のコメントをしたことを覚えています。
新しいカメラは、Sonyのα7 Vです。実は、PanasonicのLUMIXシリーズと随分迷いました。LUMIXは手ブレ補正に強いという点が、私にとって大変魅力的でした。ただ、これまで使ってきたSonyのカメラやレンズの資産があることもあり、最終的にα7 Vに決めました。
もうひとつ、デスクワークから逃げたい、外に出て仕事をしたいというのも心理的には大きな理由かもしれません。
さて、今回の動画(上の動画)のプロジェクト名は「Muishizen(無為自然)」です。
撮影日は2026年10月18日の日曜日、撮影場所は、岡山県の高梁市と新見市(井倉洞)です。特にどこを撮ろうと決めていたわけではありません。用事があって訪れた場所や、車で通りかかって「いいな」と思った場所で車を停め、撮影した映像をひとつの動画にまとめました。
ひとつひとつのクリップ(カット)が長く、シンプルな風景が続く動画です。ある意味、映画のセオリーとは逆行するものかもしれません。
実はこれ、AEDIのブランドムービーを制作するための素材集めの一環でもあります。今回は、撮影したクリップをほぼそのままつなげています。
一方、下の動画「Uno Port(宇野港)」も、同じくAEDIのブランドムービーを制作するための素材のひとつです。2026年9月22日の火曜日、岡山県玉野市の宇野港に帰港するフェリーを、定点撮影したシンプルな動画です。
観る人によっては、というより、ほとんどの人にとっては、つまらない動画に見えるかもしれません。
ですが、私は好きなんです。こういうふうに、ぼーっと風景を眺めているのが。
動画を観るために、特別な集中力を必要としない。何かを理解しようとしたり、ストーリーを追いかけたりする必要もない。ただ、そこにある風景を眺めている。
そういう動画があってもいいんじゃないかと思っています。
そういえば、2013年に、当時渋谷にあったアップリンクの映像制作ワークショップにも通っていました。そのとき、映像制作のために初めてのカメラとしてSony NEX-6のレンズキットを購入したのを思い出しました。
既にホームページ制作やグラフィックデザインの仕事と並行して、モーショングラフィックスの仕事もしていましたが、映画を撮りたいという気持ちは、ずっと変わっていなかったのだと、今、改めて思います。


